ところが、腹の中に黄金の卵はなく、その上ガチョウまで死なせてしまいまし た。
【教訓】 欲張り過ぎて一度に大きな効果を得ようとすると、その 効果を生み出す資源まで失ってしまうことがある。
日语童话故事篇2:病気のライオン 年老いて、獲物を獲れなくなったライオンが、策略によって獲物を 獲ろうと考えました。彼は洞穴の奥に横たわって、病気のフリをしました。そ して自分が病気であることが、世間に知れ渡るようにと画策しました。
ほかの獣たちは、お見舞いのため、一匹づつ、洞穴へとやって来ま した。すると、ライオンは、やって来た獣たちを、片っ端からむさぼり食いま した。こうして、多くの獣たちが姿を消してしまいます。
このカラクリに気付いたキツネが、ライオンのところへやって来る と、洞穴の外からライオンの加減を尋ねます。
「どうも具合がよくないんだ」 、 ライオンはそう答えると、更にこう言いました。
「ところで、なぜ、お前は、 そんな所に立っているのだ 話が聞こえるように、中に入ってこい」 するとキツネがこう答えました。
「だって、洞窟の中へ入って行 く足跡はたくさんあるのに、出てくる足跡が一つも見あたらないんですから」 【教訓】 他人の災難は人を賢くする。
日语童话故事篇3:農夫とその子どもたち ある農夫に、働かず怠け者の3人の子供がいました。年老いた農夫 が亡くなる間際に、「畑に宝物を隠してあるから、収穫を終えたら深く掘り起こしてみよ」と子供たちに言い残します。子供たちは言いつけ通り畑の隅々ま で深く掘り返しますが、宝物は見つかりません。しかし、翌年の収穫は、畑が よく耕されたことから、今までにない大豊作に恵まれました。
【教訓】 労働こそが宝、働くことこそが尊い。
日语童话故事篇4:泥棒と雄鶏 泥棒たちがある家に忍び込み、あちらこちらを物色したが、見つけ たのは雄鶏(おんどり)一羽だけだった。仕方なくその雄鶏を奪って引き揚げた。
そして、彼らに殺されそうになった雄鶏は、「私は毎朝、暗いうちから人間を たたき起こして、仕事に行かせる役に立つ鳥だから、どうか逃がしてください」 とお願いした。
それを聞いた泥棒は、「それだから、なおのこと殺してやる。奴ら を起こすのは、俺たち泥棒にとっては邪魔なのだから」と答えた。
【教訓】 ある人に役立っても、他の人には迷惑なこともある。
日语童话故事篇5:ライオンの分け前 ライオンとロバとキツネが、狩りに出かけました。たくさん獲物が 取れたので分け合うことになり、ロバが3匹に平等に分けたところ、ライオン はこれに怒ってロバを食べてしまいました。
そして今度はキツネに、獲物を分けるよう命じました。キツネは、 大部分をライオンのものとして、自分はわずかな物を取っただけでした。これ に満足したライオンは、なぜこのように分けたのかと聞きました。キツネは答 えました。「ロバの運命が、私にこの分けかたを教えてくれたのです」 【教訓】 身近な者の不運や災難は、人に分別や知恵を与えてくれ る。
日语童话故事篇6:水辺のシカ 泉で水を飲んでいるシカが、水面に映る自分の姿を見て、大きな角 が見事に枝分かれしているのを得意になった。それに比べて、細くていかにも 弱々しい脚が悲しい。そこへ突然ライオンが現れた。シカは、一目散に逃げ、すぐにライオンを引き離した。
しかし、樹木の生い茂る場所に来ると、大きな角が枝にからまって 走れなくなり、とうとうライオンに捕まってしまった。シカが殺される間際に 独り言のように言った。「ああ、情けない。裏切られると思っていたものに助 けられ、いちばん頼りにしていたものに滅ぼされた」。
【教訓】 危難に際しては、疑われていた友が救いとなり、信用し ていた友が裏切り者になることがよくある。
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